西村寿行の黒い目撃者
妖魔カラスが人を襲う!
3年前の世田谷母娘惨殺事件犯人を追うカラスの執念!?美人記者と老刑事が仕掛けた箱根山荘復讐バトル
斉藤慶子 前田吟 西村和彦 朝加真由美 田村まどか 未來貴子(未来貴子)
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世田谷区祖師谷の住宅街で、一人暮らしのOLが殺された。死因は絞殺。遺体には暴行が加えられた痕跡があり、室内にも物色の跡がみられた。現場に駆けつけた東洋テレビ報道部のディレクター兼リポーター・島村沙都美(斉藤慶子)は、三年前に近辺の世田谷区経堂で起きた未解決事件を思い出す。二人暮しの母親と娘が殺害された事件は、暴行後に絞殺という残虐な殺し方が今回の手口とよく似ていた。沙都美は、今回の事件と三年前の事件との連続殺人の可能性を突っ込んで取材としたいと上司の田辺に申し出るが却下され、代わりに東京のカラス事情の取材を命じられた。そしてカラスが非常に知能の高い動物であることを知る。さらに沙都美たちは人間の言葉を喋るカラスがいるという情報を得、八王子に向った。そのカラスは風切羽根に一枚白い羽根の混じった「クロ」という名のカラスだった。飼い主・匠の話では、クロは二年前に匠の家に迷い込んで来て、自分からクロという名を喋ったという。クロは名前を呼ぶと返事をし、さらに簡単な人の言葉を真似することもできた。クロは前にも誰かに飼われ、そこで人の言葉を真似ることを覚えたらしかった。その頃、警視庁特別処理班の警部・徳田左近(前田吟)と中平正則(西村和彦)は、今回の事件と三年前の事件が同一犯である可能性が強いと睨み、捜査を続けていた。徳田は、三年前に殺された被害者の家に空いていた庇の下の穴が、被害者が生前飼っていたカラス・クロの玄関だったことを知る。クロは、事件のあった直後から姿が見えなくなったという。そんな矢先、徳田は偶然にも沙都美によるカラスのレポートの番組を目にする。そのカラスの名が「クロ」であると知った徳田は、沙都美のもとを訪ねる。徳田は沙都美にクロが三年前の事件の被害者が飼っていたカラスかも知れないと告げる。それを聞いた沙都美は、徳田と中平とともに八王子のクロのもとへ向うが…。 |
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