京都の寺の裏山で若者が血を流して殺されているのが発見された。京都府警の刑事課長・片山俊介（神田正輝）が現場に急行すると、被害者はローン会社の社員・岸悟であることが判明。まもなく被害者の姉で西京大学病院の看護婦・岸葉子（田中美奈子）が駆けつけてきた。俊介の妻・片山由美（池上季実子）が勤める坂巻探偵事務所に、幼なじみの栗田いずみ（手塚理美）が訪ねてきた。６年前に夫を亡くしたいずみは、東京の証券会社を辞めて実家のある京都に息子・浩と戻ってきたのだ。彼女は喘息もちの浩の診察で行った西京大学病院で、15年前に兄が亡くなった時に世話になった医師・宮本竜一（天宮良）を見かけたと言う。由美は運命的な出会いとちゃかし、宮本を調査することを請け負う。さっそく調査を始めた由美は、彼が独身であることを突き止め、いずみに報告する。翌日、病院で出会ったいずみと宮本は互いの近況を報告し合い、宮本は15年前にひそかにいずみに憧れていたことを告白する。

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