宗像教授の伝奇考2

高橋英樹 小林千晴 阿木燿子 三浦理恵子 渡辺典子

朝加真由美 坂上香織 矢部美穂 三船美佳 

亡き妻と娘の墓を掃除する宗像伝奇(高橋英樹)。掃除が終わり、駐車場に向かう宗像目掛けて、ものすごい勢いで車がバックしてきた。すんでのところで、田村亮一(植草克秀)に助けられ怪我をせずに済んだ。運転していたのは、ヒロコ・アンダーソン(渡辺典子)。その顔を見て宗像は唖然とする。あまりにも亡き妻に生き写しだったのだ。動揺しながら怪我はないから大丈夫と伝える宗像。しかし、その動揺を亮一は気付いていた。ヒロコは現在ロサンゼルスに住んでいて、フリーのライターをしているという。数日後、そのヒロコが宗像に取材の依頼をしてきた。と同時に助手の野間洋子(小林千晴)が、宗像に頼まれたサメの分析結果が出たと持って来た。実は、それは、福岡の宗像神社の神主をしている、伝奇の兄に頼まれた物であったのだ。結果は中生代の化石。ところが、その兄が死体で発見されたと言う連絡が入る。急いで福岡へ向かう宗像教授。もちろん今回も、当然のごとくに、亮一やエッセイの締め切りもあるからと、中野琴美(三浦理恵子)も着いて行く。そして、宗像を取材中のヒロコまで…。宗像神社に着いた一行は、そこで、兄の妻・宗像江里子(朝加真由美)、娘の湍(坂上香織)と樹(矢部美穂)、瀧(三船美佳)らと会う。警察の検死結果は、頭に殴られたような深い傷があるが、つりの最中に岸壁で足を滑らせて落ち溺死したというものだった。波もない日に足を滑らせるような父ではない、絶対に誰かに殺されたのだと江里子らは主張する。宗像は兄が依頼してきたサメの歯の鑑定にただならぬ気配を感じる…。

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