江戸川乱歩サスペンス 闇の脅迫者
佐野史郎 川島なお美 佐藤仁美 中丸新将
江戸川乱歩「陰獣」より 貴女は見られている 秘密の鍵穴から狙われた白い肌…妖艶な社長夫人を襲う謎の男の正体は…?
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人気推理作家の寒川(佐野史郎)は、インテリア家具の会社を営み、寒川作品のファンだという女性・小山田静子(川島なお美)からある相談を受けた。その相談とは、静子がかつての恋人であった男から、執拗なストーカー行為をされているというものだった。しかも、「必ず復讐してやる」という気味の悪いメッセージをメールで送り続けるその男は、寒川が唯一嫌っている正体不明の作家・大江春泥(吉満涼太)だという。清楚で美しい静子の不安げな様子を見て、寒川は締め切りの迫る自分の原稿もそっちのけで、大江春泥こと平田一郎を探し出すと約束する。寒川は交流の深い警視庁の糸川警視正(山下真司)に、それとなくストーカー行為規制法の適用条件について確認。さらに馴染みの編集者・本田恭子(佐藤仁美)に大江の情報を集めさせた。そして、沢田(佐藤二朗)というカメラマンが、大江と接触したことがあるという恭子の情報をもとに、寒川は沢田から大江の写真を入手する。寒川は静子にその写真を見せ、大江かどうかを判別してもらう。手で顔を隠した瞬間をとらえた写真を見て、静子は平田の感じに似ているとつぶやくのだった。今もどこかで自分は見られているのかと、不安がる静子。しかもその日の夜は、夫の小山田六郎(中丸新将)が出張で留守だという。静子が一人になるのを心配した寒川は、小山田家を訪れることを決意する。
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