棟居刑事5

愛犬が暴く不倫三重奏、神に背く愛の殺人 父を探す娘の命を賭け逆アリバイと完全密室の謎に挑む…棟居刑事の黙示録

佐藤浩市 水野真紀 前田亜季 麻丘めぐみ 目黒祐樹 岡本信人 風祭ゆき 中野誠也 斉藤絵里 中村麻希子

警視庁捜査一課の棟居刑事(佐藤浩市)は、数人の女子中学生が一人の女生徒にリンチを加えているところに遭遇する。そして、それがきっかけで、いじめられていた少女・重光ゆかり(前田亜季)と言葉を交わすようになる。ゆかりは、母一人子一人の家庭で育ち父親の顔を知らないという。彼女にリンチを加えていたのは、大物総会屋・箱田伝蔵(石田太郎)の孫娘・真貴枝(中村麻希子)をリーダーとするグループで、何とかいじめにあわなくなる方法を教えてくれと、ゆかりは棟居に訴える。そこで棟居は、「本気で怒れ、心の底から怒れば、相手に勝てる」とアドバイスを送ったのだった。そんな中、渋谷のマンションで殺人事件が発生する。被害者は『政界タイムス社』社長の大友勇介(安西一義)で、背中を包丁で刺されていた。発見者は大友の秘書の中田美鈴(康本美紀)で、その夜行なわれる民由党幹事長・居駒隆之(目黒祐樹)を励ます会に出席する大友を迎えにきたという。大友は政治ゴロで、自分が発行する新聞を武器に、政財界人のスキャンダルを漁っては、ゆすりまがいのことをやっていた男だった。
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