和泉教授夫妻シリーズ3 夏泊殺人岬

橋爪功 いしだあゆみ 京本政樹 遠野凪子 唐渡亮 斉藤暁

明和大学法学部教授・和泉直人(橋爪功)はふとしたことから雅楽部の臨時顧問となり、合宿の引率で青森県夏泊半島に行くことになる。雅楽部には部の副部長を務める和泉麻子(いしだあゆみ)の姪・江藤美香(遠野凪子)もいた。合宿先は部長の佐々木の実家である「椿神社」。偶然にも、三重県にある美香の実家も「椿神社」と呼ばれていた。一行が小湊駅に着いて間もなく、女子部員が酔っ払いの中年男にからまれる。その男は合宿先の椿神社にも現れ、神主の行方を尋ねる。「神主は自分の父親だ」と言う佐々木に男は名前を尋ねる。しかし、「佐々木」という名を名乗ると、男は「また無駄足か…」と呟き立ち去った。しかしそれでは終わらず、男はさらに雅楽部の宿泊先にも姿を見せ、同じ宿に泊まった。その夜、部屋にいた部員数名が転げ落ちるような物音を聞き、外に出てみると、昼間の男が階段下で死んでいた。直人は死体から青酸カリ特有の匂いがすることに気づく。
| Back |