横浜の中華街路地の『横浜猫の手商会』は、元高校教師の音無静香（片平なぎさ）を社長に、元スリの銀子（田根楽子）、元金庫破りの金治（でんでん）、元ニセ弁護士の竹ノ塚（石井正則）、出所したばかりの自称通天閣のトラこと虎之助（赤井英和）が社員の、よろず手伝いますのベンリヤである。山下署生活安全課の磯川警部（佐藤Ｂ作）と同僚だった静香の父が生前に作った前科のある人たちの更生を手助けする会社だ。ある日、静香は新入社員の虎之助を連れ大学教授の屋敷の掃除に出かける。夕方、犬の散歩をさせていた静香らは、倉庫の屋上とマンションの屋上から相次いで男が転落死するという現場に居合わせたことから、虎之助に殺人容疑がかかり…。

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